『白鯨』探求 : メルヴィルの「運命」
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『白鯨』探求 : メルヴィルの「運命」
小鳥遊書房, 2020.12
- タイトル別名
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白鯨探求 : メルヴィルの運命
- タイトル読み
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ハクゲイ タンキュウ : メルヴィル ノ ウンメイ
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内容説明・目次
内容説明
“運命”の問題は、『白鯨』という作品の急所を衝く。エイバブを悲劇的な英雄と見なすのでも、イシュメイルをエイバブの批判者と見なすのでもなく、メルヴィル自身も自覚していなかった運命観を読みとる。それは、エイハブがモービィ・ディックを追跡したように、生に対する最も深い肯定がなされている『白鯨』というテキストそのものを探求(=精読)する行為である。
目次
- クィークェグの樫棒
- イシュメイルの急場の産婆術
- イシュメイルの、エイハブとの近さと隔たり
- エイハブの狂気のかたち
- 個体であること
- エイハブの悪と神の悪
- “性格”としての“運命”
- “全体”の相貌—海・白さ・捕鯨
- 鯨のレッスン
- 鯨の“かたち”を歌う
- 「物語作者」イシュメイルの脱皮
- いかにして“中心”に向かうか
- 世界と交わる
「BOOKデータベース」 より