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弱い男

野村克也著

(星海社新書, 173)

星海社 , 講談社(発売), 2021.1

タイトル読み

ヨワイ オトコ

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内容説明・目次

内容説明

野村克也が死の直前に吐露した男の弱さとは、老いとは—。プロ野球テスト生として南海ホークスへ入団以来、選手として、そして監督として輝かしい頂点を極めた不世出の男、野村克也。しかし最愛の妻を失い、生きることへの意志を喪った彼は、やるせない孤独に包まれた「弱い男」だった。本書は、貧困を極めた自らの幼少時代や妻・沙知代との、そして息子・克則との赤裸々な回顧であり、死の直前に自らの「弱さ」と真正面から向き合った、いわば「最後のぼやき」である。「弱さ」を抱え続けてきた人間だからこその「強さ」がにじみ出る野村克也のラストメッセージを、老いや死と向き合うすべての方々へ届けたい。

目次

  • 第1章 私は弱い(沙知代が逝ってからの空虚な日々;町でいちばんの極貧家庭に生まれて… ほか)
  • 第2章 母は強い(3歳のときに父が亡くなり、母は戦争未亡人に;苦労がたたって二度もがんになった母 ほか)
  • 第3章 父は弱い(「克則が誘拐された?」 ほか)
  • 第4章 妻は強い(沙知代との出会い;「なんとかなるわよ」は勇気の出る魔法の言葉 ほか)
  • 第5章 老人は弱い(2020年正月、何もない普通の日々;人間は理想をなくしたときに老いるのだ ほか)

「BOOKデータベース」 より

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