アラブ近代思想家の専制批判 : オリエンタリズムと「裏返しのオリエンタリズム」の間
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書誌事項
アラブ近代思想家の専制批判 : オリエンタリズムと「裏返しのオリエンタリズム」の間
東京大学出版会, 2021.1
- タイトル別名
-
The Arab critique of despotism in the modern age: between Orientalism and "Orientalism in reverse"
アラブ近代思想家の専制批判 : オリエンタリズムと裏返しのオリエンタリズムの間
- タイトル読み
-
アラブ キンダイ シソウカ ノ センセイ ヒハン : オリエンタリズム ト ウラガエシ ノ オリエンタリズム ノ アイダ
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注記
その他の標題は標題紙裏による
博士論文"La critique de despotisme à l'époque de la Nahḍa arabe: de la spécificité à l'universalité"(Université Sorbonne Nouvelle-Paris III, 2016)を日本語に直し、必要に応じて加筆・修正したもの
近代社会においてアラブ人知識人が「専制主義」をめぐりいかなる議論を繰り広げてきたかを考察。アラブ人が特定の歴史的文脈の中でどのような観念を獲得したかを追体験し、彼らが為しえたより客観的、普遍的な貢献を発見する。
参考文献一覧: 巻末p69-82
収録内容
- 問題の所在-独自性論批判
- 独自性論の背景
- ムハンマド・アブドゥにおける二つの認識体系
- 観念化する専制批判
- アディーブ・イスハークにおける自由と専制主義
- 進化論的アプローチによるアラブの専制批判
- アブドゥッラー・ナディームにおける〈金持ちの専制〉批判
- 『専制の性質』再考
- ナフダ時代の専制批判から学ぶもの
内容説明・目次
目次
- 問題の所在—独自性論批判
- 第1部 「公正な専制者」からメカニズムの理解へ(独自性論の背景—ナフダ第一世代までの専制批判;ムハンマド・アブドゥにおける二つの認識体系—「公正な専制者」の概念の再検討;観念化する専制批判—アラブ亡命知識人の源流;アディーブ・イスハークにおける自由と専制主義—新しき政治規範と抑圧のシステム)
- 第2部 専制システムの解体理論(進化論的アプローチによるアラブの専制批判—シブリー・シュマイイルの思想を中心に;アブドゥッラー・ナディームにおける“金持ちの専制”批判—国民的団結を求めて;『専制の性質』再考—西欧の影響とアラブの共通精神)
- 結論 ナフダ時代の専制批判から学ぶもの
「BOOKデータベース」 より