国際金融詐欺師ジョー・ロウ : マレーシア、ナジブ政権の腐敗を象徴する巨額汚職事件
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書誌事項
国際金融詐欺師ジョー・ロウ : マレーシア、ナジブ政権の腐敗を象徴する巨額汚職事件
(ウィザード・ブック・シリーズ, 308)
パンローリング, 2021.2
- タイトル別名
-
Billion dollar whale : the man who fooled Wall Street, Hollywood, and the world
国際金融詐欺師ジョーロウ : マレーシアナジブ政権の腐敗を象徴する巨額汚職事件
- タイトル読み
-
コクサイ キンユウ サギシ ジョー・ロウ : マレーシア、ナジブ セイケン ノ フハイ オ ショウチョウ スル キョガク オショク ジケン
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注記
原タイトル:Billion dollar whale
ゴールドマン・サックスの支援を得て50億ドル以上をだまし取った国際金融詐欺師ジョー・ロウ。多くの関係者にインタビューし、彼がいかにして史上最大級の強奪をやってのけたのかを明らかにする。
内容説明・目次
内容説明
“現代版ギャツビー”が、ゴールドマン・サックスの支援を得て50億ドル以上をだまし取った手口を曝露。ホワイトカラー犯罪の心躍るノンフィクション・スリラー。2009年、ペンシルバニア大学ウォートン校のビジネススクールを卒業したジョー・ロウは、その後10年以上にわたり、金融監視当局の鼻先で、政府系投資ファンド1MDBから数十億ドルを吸い上げた。その金を当時のマレーシア首相ナジブに横流しするかたわら、自身は高級不動産を購入し、パリス・ヒルトンをはじめとする超有名人とパーティーに興じてシャンパンの雨を降らせ、マーティン・スコセッシ監督の映画『ウルフ・オブ・ウォールストリート』に莫大な製作費を投じるなど、あらゆるところに巨額の金をばら撤いた。この桁外れの豪遊ぶりが世間の注目を集め、マスコミが資金源の疑惑を報じたことで悪事が露見。関係者が次々と逮捕・起訴され、ロウは忽然と姿を消す。2019年初頭、ロウのヨットとプライベートジェットが当局に押収され、現在もマレーシアと米国司法省が捜査を続けているが、2021年1月も彼は行方をくらましたままである。本書は、ウォール・ストリート・ジャーナルの記者2名が調査に4年を費やし、10カ国以上を訪れ、100名以上の関係者にインタビューして書き上げた世界的ベストセラー。マレーシア出身の若き社交界の成り上がり者が、いかにして史上最大級の強奪をやってのけたのか、ハリウッドスターやラッパーたちがいかにしてスキャンダルに巻き込まれていったのかを明らかにしている。
目次
- 第1部 ジョー・ロウという男の誕生(合成写真;アジアのグレート・ギャツビー ほか)
- 第2部 にわか成金(プレイメイトとの夜;シャンパンの雨が降る ほか)
- 第3部 帝国(バスタ・ライムスを飼い犬にする;世界中のすべての富 ほか)
- 第4部 秘密の大かがり火(“ノー・キャッシュ、ノー・ディール”;気前のいいジョー ほか)
- 第5部 船長の決断(ドラム缶の中の検察官;ビル・マクマリー特別捜査官 ほか)
「BOOKデータベース」 より