名誉のドイツ文学史
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名誉のドイツ文学史
東洋出版, 2021.1
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メイヨ ノ ドイツ ブンガクシ
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- 名誉のドイツ文学史(近代ドイツ文学に描かれた名誉の諸相;世紀転換期の身分制秩序と名誉、戦後ドイツ文学の名誉;名誉規定の呪縛—シュニッツラー『グストル少尉』(1900);「可愛い町娘」の自殺、そして復讐;世紀末ウィーンの妊娠小説;帝国の落日 身分制秩序と身分的名誉の終焉;ベル『カタリーナの失われた名誉』(1974)—なぜ尊厳(W¨urde)ではなく名誉(Ehre)なのか)
- 歴史文学論三篇(シラー『ドン・カルロス』(1787)—他者の壁、思い込みと読み違えの悲喜劇;『ミヒャエル・コールハース』(1810)のルター像—ルター・司法・正義/復讐(gerecht/ger¨acht);フランス革命検死報告書『ダントンの死』(1835)—人権の消滅、自由の反転、平等・友愛の堕落)
- ユダヤ人問題小説論(ポヤッツの徴兵騒動—フランツォース『ポヤッツ』(1905)東欧ユダヤ人の西欧近代へのアンビバレンツ;ホロコースト文学の盗作と偽書、作家は他人の苦しみを—Wolfgang KoeppenとBinjamin Wilkomirski(※井伏鱒二『黒い雨』);歪んだ凹面鏡のリアリズム—ヒルゼンラート『ナチ&理髪師』(1967‐77);嘘・シバイ・仮面・変装・入れ替わり—西欧文芸に見る狐知礼賛)
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