身体忘却のゆくえ : ハイデガー『存在と時間』における<対話的な場>

著者

    • 高屋敷, 直広 タカヤシキ, ナオヒロ

書誌事項

身体忘却のゆくえ : ハイデガー『存在と時間』における<対話的な場>

高屋敷直広著

法政大学出版局, 2021.2

タイトル読み

シンタイ ボウキャク ノ ユクエ : ハイデガー ソンザイ ト ジカン ニ オケル タイワテキ ナ バ

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注記

<対話の場>はどこにあるのか? ハイデガーにおける<身体忘却>のゆくえを考察することによって、「存在と時間」から<対話的な場>を明らかにし、自己と他者の新たな共存在像を提示する。

文献:巻末p1〜15

収録内容

  • 序論
  • 存在了解の遂行の〈場〉
  • 実存論的な空間性を可能にする〈場〉
  • 身振りとしての〈場〉
  • 現事実的で異質な他者と出会う〈場〉
  • 「語り」の遂行としての〈対話〉
  • 『存在と時間』における〈対話的な場〉
  • 結論

内容説明・目次

内容説明

西洋哲学の歴史が忘却してきたのは、存在者の“存在”だけでなく、私たちの生身の“身体”もまた見失われてきたのではないか。従来、ハイデガー存在論に対して向けられてきた“他者の不在”という根本的批判、“共存在”をめぐる倫理の難問に、“身体”を介した“対話”の場の究明をつうじて正面から取り組む試み。第5回「ハイデガー・フォーラム渡邊二郎賞」受賞者による気鋭の論考!

目次

  • 序論
  • 第1章 存在了解の遂行の“場”—“対話的な場”の究明に向けて
  • 第2章 実存論的な空間性を可能にする“場”—現存在の「身体」の究明
  • 第3章 身振りとしての“場”—「身体」と「語り」の連関の究明
  • 第4章 現事実的で異質な他者と出会う“場”—「身体」に基づく共存在の究明
  • 第5章 「語り」の遂行としての“対話”—『存在と時間』における「言うこと」と「名付けること」の究明
  • 第6章 『存在と時間』における“対話的な場”—他者との“対話”という「倫理」の究明
  • 結論

「BOOKデータベース」 より

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