マリーナの三十番目の恋
著者
書誌事項
マリーナの三十番目の恋
河出書房新社, 2020.10
- タイトル別名
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Тридцатая любовь Марины
Marina's 30th love
マリーナの三十番目の恋
- タイトル読み
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マリーナ ノ サンジュウバンメ ノ コイ
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注記
ウラジーミル・ソローキン著作一覧: p311-312
内容説明・目次
内容説明
美しい三十歳の女性マリーナは、ソルジェニーツィンに傾倒する反体制のピアノ教師。スターリンが死んだ年に生を享け、子ども時代からピアニスト修業を重ねた。父の自殺ののち、祖母に育てられた彼女は、男を愛したことがない。優雅な指としなやかな体をもつ最初の恋人マリヤ、電車に轢かれて真っ二つになったヴィーカ、強盗遊びに大好きだったリューバ、サッフォーの生まれ変わりを自称するニーナ、天使のような顔をした肉感的な唇のサーシャ…。やがて三十番目の恋が訪れたとき、彼女の世界は一変する。『青い脂』とならぶ初期代表作。反体制レズビアンの奔放な性と、旧ソ連の閉塞社会が織りなす奇妙な官能的物語。モスクワ・アンダーグラウンド芸術に参画した若きソローキンによる逆説的ディストピア。
「BOOKデータベース」 より