劣化する民主主義
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劣化する民主主義
(PHP新書, 1248)
PHP研究所, 2021.3
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レッカ スル ミンシュ シュギ
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注記
ダークサイド現象が民主主義国に挑戦状を突きつけ、中華連合の形成などで日本の安全保障環境も失われつつある。今後の日本の国家としてのあり方を論じ、国際情勢に対する新たな視点を提供する。『Voice』掲載を再構成。
内容説明・目次
内容説明
2021年1月、過激な陰謀論を信じるトランプ主義者の群衆が、ワシントンの連邦議会議事堂を襲撃した。恐れ、怒り、憎しみ、攻撃性などの暗い感情から力を引き出す「ダークサイド」現象がいま、民主主義国に挑戦状を突き付けている。われわれは現在の流れに屈せず、自由と民主主義を守ることができるのか。さらに中国によるCU(中華連合)の形成や、軍事技術の進歩による地政学的優位の喪失など、日本にとって理想的だった安全保障環境が失われつつある。長年、積み残された課題と解決策、「ポスト1953年体制」の戦略論のエッセンスが凝縮した一冊。
目次
- 序章 米国の自信喪失を考える(米議会襲撃で始まった二〇二一年;ダークサイドの覚醒 ほか)
- 第1章 日本の宿題—なぜ手をつけないのか(国家非常事態宣言を出せない日本;生物化学兵器関連法令の適用除外、敵国の資産凍結まで ほか)
- 第2章 覚醒した世界のダークサイド(中東七カ国「地獄の遠征」;薄れる「アラブの春」の熱気 ほか)
- 第3章 「一発屋興行師」だったトランプ(冷戦時代にはありえなかったお粗末な振る舞い;世界の混乱はトランプが原因だったか ほか)
- 第4章 失われる地政学的優位(戦略論の「師」たち;戦略的思考の三カ条 ほか)
「BOOKデータベース」 より