交渉に生を賭ける : 東アフリカ牧畜民の生活世界

書誌事項

交渉に生を賭ける : 東アフリカ牧畜民の生活世界

太田至著

(生態人類学は挑む, Monograph ; 1)

京都大学学術出版会, 2021.2

タイトル読み

コウショウ ニ セイ オ カケル : ヒガシアフリカ ボクチクミン ノ セイカツ セカイ

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注記

参考文献: p281-291

内容説明・目次

内容説明

すべては“あなた”と“わたし”が決める!ケニア北西部に住むトゥルカナ人—日本人なら規則や組織の論理に従って決める問題を、彼らは「対面的な交渉」によってすべて解決する。ともに納得できる決着を実現することに、誰もが全身全霊で打ち込む社会。彼らの誇り高い生き方は、自分に自身をもてない私たちをゆさぶる。私たちの「贈与」「互酬」「恥」の感覚をくつがえす強烈な交渉と「ねだり」の攻勢には、「こちらの事情も察してくれ」という甘えは通用しない。しなやかに、しぶとく、いさぎよく—臨機応変のコミュニケーションによって関係を紡ぐ人びと。『生態人類学は挑む』MONOGRAPH第1巻は、眩暈がするような交渉に生を賭ける人びとの社会を描き出す。

目次

  • 序章
  • 第1章 トゥルカナの社会と歴史
  • 第2章 家畜の分類と個体識別
  • 第3章 家畜の贈与と交換
  • 第4章 家畜に対する権利
  • 第5章 婚資の交渉
  • 第6章 「ねだり」と対面的な相互交渉
  • 終章

「BOOKデータベース」 より

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