近代平仮名体系の成立 : 明治期読本と平仮名字体意識
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近代平仮名体系の成立 : 明治期読本と平仮名字体意識
文学通信, 2021.2
- タイトル別名
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近代平仮名体系の成立 : 明治期読本と平仮名字体意識
- タイトル読み
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キンダイ ヒラガナ タイケイ ノ セイリツ : メイジキ トクホン ト ヒラガナ ジタイ イシキ
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注記
博士論文 (北海道大学, 2015年) をもとに加筆・改稿・再構成を加えたもの
参照文献: p329-342
索引あり
収録内容
- 明治期読本の平仮名字体意識の諸問題
- いろは仮名の来しかた : 近世・近代における平仮名字体の体系化
- 江戸期のいろは仮名
- 教科書に用いる仮名字体 : 往来物における濁音仮名から見えるもの
- 明治期のいろは仮名
- 明治検定期以前の読本の仮名字体
- 異体仮名表の形と字体
- いろはならざる画一化のゆくえ : 「かなのくわい」の画一化試案
- 明治検定期読本における字体の画一化過程
- 小学校令施行規則第一号表を読みなおす
- 例に示す仮名とじっさいに用いる仮名の一致について
- 「いろは」から「平仮名」へ
- 議論の整理と今後の展望
- 平仮名字体記述法の批判的検討
内容説明・目次
内容説明
成立より明治まで、書き手に任されてきた平仮名字体は、明治期に人為的な統制を加えられた。それを成り立たせた、明治期の平仮名字体の「字体意識」とは何か?明治時代に現代の平仮名体系が確立した過程をダイナミックに描き出した初の書。
目次
- 第1部 はじめに(明治期読本の平仮名字体意識の諸問題;いろは仮名の来しかた—近世・近代における平仮名字体の体系化)
- 第2部 近世の仮名字体意識の諸問題(江戸期のいろは仮名;教科書に用いる仮名字体—往来物における濁音仮名から見えるもの)
- 第3部 明治期読本における平仮名字体意識の形成と変容(明治期のいろは仮名;明治検定期以前の読本の仮名字体;異体仮名表の形と字体;いろはならざる画一化のゆくえ—「かなのくわい」の画一化試案)
- 第4部 小学校令施行規則第一号表にいたるまで(明治検定期読本における字体の画一化過程;小学校令施行規則第一号表を読みなおす;例に示す仮名と実際に用いる仮名の一致について;「いろは」から「平仮名」へ)
- 第5部 おわりに(議論の整理と今後の展望)
- 平仮名字体記述法の批判的検討
「BOOKデータベース」 より