ものがつなぐ世界史
著者
書誌事項
ものがつなぐ世界史
(MINERVA世界史叢書 / 秋田茂 [ほか] 編集委員, 5)
ミネルヴァ書房, 2021.3
- タイトル読み
-
モノ ガ ツナグ セカイシ
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注記
編集協力: 中島秀人
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
現代の歴史学において、人・もの・カネ・情報・技術などの動きや交流を切り口として世界史をみるという視点が、もはや主流になりつつあるといっても過言ではない。本書は、「馬」に始まり「ウラニウム」に至るまで、古代から現代にわたって世界史を動かした一七の「もの」を取り上げ、それらがいかに世界を結び、どのような影響を及ぼしたかを考察することで、重層的な世界史像を描き出す。
目次
- ものがつなぐ世界史
- 第1部 工業化以前の世界をつないだ「もの」(馬—飼育技術のはじまりとその多様化;帆船—前近代のインド洋を往還した船を中心に;陶磁器—陶磁貿易からの海上交流史;貨幣—東アジア貨幣史を中心に;生薬—生薬をめぐる文化と現代の創薬への道;火薬原料—硫黄流通からみた11〜16世紀のユーラシア;スズ—コーンウォール半島からみた技術・文化の歴史地平;ジャガイモ—アンデスから世界へ;毛皮—北米交易圏をめぐる二つの歴史層)
- 第2部 近現代世界を動かした「もの」(石炭と鉄—工業化社会の基礎をつくる;硬質繊維—世界史・地域史・国史・地方史のなかのマニラ麻;大豆—成長し変容する世界の市場;石油—近代技術文明を育んだ歴史;天然ゴム—東南アジアのプランテーション近代史;半導体—現代生活に不可欠な存在;ウラニウム—現代史における「原子力性」)
「BOOKデータベース」 より