近世村落の領域と身分
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近世村落の領域と身分
(神奈川大学人文学研究叢書, 45)
吉川弘文館, 2021.3
- タイトル読み
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キンセイ ソンラク ノ リョウイキ ト ミブン
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近世村落の領域と身分
2021.3.
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近世村落の領域と身分
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注記
2018年3月に神奈川大学に提出した博士学位論文を基にしたもの
近世における村の領域や社会空間、身分はどのように仕切られていたのか。全国各地の村々やそこに暮らす百姓・従属民らを事例に追究。芸能民などの越境者にも光を当て、近世社会の境界とその透過性について考察する。
収録内容
- 問題の所在と本書の構成
- 関東の「村」と百姓土地所持
- 関東の「村」と村運営
- 賤民の「村」と弾左衛門支配
- 土地慣行にみる「ムラの自力」
- 奥能登における「下人」化の諸契機
- 奥能登における「下人」の職能と生活
- 甲州山村の家抱とその「自立」
- ムラと越境者の近世史・素描
- 寛政三年の陰陽道騒動
- 屋敷墓・持仏堂・道心者
- 江戸地廻り経済の展開と近江商人
- 本書の総括と展望
内容説明・目次
内容説明
近世における村の領域や社会空間、身分はどのように仕切られていたのであろうか。生活の現場でその障壁はいかに機能し、受け止められていたのだろうか。関東や甲斐・伊豆・能登など、全国各地の村々やそこに暮らす百姓・従属民らを事例に追究。芸能民や陰陽師、近江商人ら身分社会の越境者にも光を当て、近世社会の境界とその透過性について考える。
目次
- 問題の所在と本書の構成
- 第1部 村の構造と「村」領域—ムラの仕切り(関東の「村」と百姓土地所持—武州志多見村を中心に;関東の「村」と村運営;賎民の「村」と弾左衛門支配—境界の住人たち ほか)
- 第2部 百姓と従属民—身分の仕切り(奥能登における「下人」化の諸契機—近世前期の時国家を中心に;奥能登における「下人」の職能と生活—時国家の「下人」たち;甲州山村の家抱とその「自立」—西河内領福士村の事例から)
- 第3部 身分社会の越境者—仕切りの透過性(ムラと越境者の近世史・素描—豆州伊東の湊・峠・温泉;寛政三年の陰陽道騒動—豆州伊東の温泉;屋敷墓・持仏堂・道心者—武州志多見村松村家の地蔵堂を中心に ほか)
- 本書の総括と展望
「BOOKデータベース」 より