文化冷戦と科学技術 : アメリカの対外情報プログラムとアジア

書誌事項

文化冷戦と科学技術 : アメリカの対外情報プログラムとアジア

土屋由香著

京都大学学術出版会, 2021.2

タイトル別名

Science for peace

Atoms for peace

タイトル読み

ブンカ レイセン ト カガク ギジュツ : アメリカ ノ タイガイ ジョウホウ プログラム ト アジア

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注記

参考文献一覧: p319-331

収録内容

  • 序章
  • 文化冷戦と原子科学者たち : 「文化自由会議」と『原子科学者会報』
  • 「フォーリン・アトムズ・フォー・ピース」と研究用原子炉の輸出
  • 原子力の留学生たち : アルゴンヌ国際原子力科学技術学校
  • 太平洋の核実験をめぐる逆説の対外情報プログラム
  • 「アトムズ・フォー・ピース」から「サイエンス・フォー・ピース」ヘ
  • 「ホープ計画」に見る医療援助政策
  • 新たな対外情報プログラムとしての宇宙開発

内容説明・目次

内容説明

私たちが心ときめかせ、あるいは切望した科学技術。原爆から「平和の火」に変えられた原子力、そして原子力に暗雲がかかると、憧れの対象は月着陸のドラマとなり、あるいは先進の医療となった。第三世界の人々の夢も、そうした憧れに駆動された。しかしそれらの夢は、実は冷戦の時代、東西陣営による「世界の心を勝ち取る戦い」として科学が利用された結果と言ってよい。雑誌の表紙を飾る宇宙飛行士とその妻の表情や服装さえも「心を勝ち取る」ために演出された、文化冷戦の実態に鋭く迫る。

目次

  • 第1部 文化冷戦と該・原子力(文化冷戦と原子科学者たち—「文化自由会議」と『原子科学者会報』;「フォーリン・アトムズ・フォー・ピース」と研究用原子炉の輸出;原子力の留学生たち—アルゴンヌ国際原子力科学技術学校;太平洋の核実験をめぐる逆説の対外情報プログラム)
  • 第2部 新たな対外情報プログラムの展開(「アトムズ・フォー・ピース」から「サイエンス・フォー・ピース」へ;「ホープ計画」に見る医療援助政策;新たな対外情報プログラムとしての宇宙開発)

「BOOKデータベース」 より

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