詩学講義 : 「詩のなかの私」から「二人称の詩学」へ
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詩学講義 : 「詩のなかの私」から「二人称の詩学」へ
(「新」詩論・エッセイ文庫, 13)
土曜美術社出版販売, 2021.2
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詩学講義 : 詩のなかの私から二人称の詩学へ
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シガク コウギ : シ ノ ナカ ノ ワタシ カラ ニニンショウ ノ シガク エ
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Description and Table of Contents
Description
想像力は日常から我々を「解放する」力である。詩人は自らの言葉を世界に投企し、新しい可能性を模索する。日常の世界から一旦は断たれ、なお日常の世界の中に生の可能性を開こうと志す。本書は信仰詩と古今の著名詩人とを対比させながら、世界と現実との出会いを新たな世界、より良い現実へと希求した刮目の「詩学」である。
Table of Contents
- 詩の自覚の歴史—四つの文化圏から
- ドイツ・コラールの成立—ルターと宗教改革
- ドイツ・コラールの展開—ヘールマンとゲルハルト
- 自然詩の成立—クラウディウスとブロッケス
- 山の形而上学—リルケとヘルダーリン
- 神への問い—ドイツ現代詩を辿って
- 詩のなかの「私」—ベンとエリオット
- 二人称の詩学—「現代」詩論・想像力について
- 神への問い・再び—苦の意味を問う
- 「問い」と「呼びかけ」—宮沢賢治における
- 屹立する詩精神—伊藤静雄とヘルダーリン
- 屹立から歩行へ—秋谷豊におかる「帰郷」
- 「呼びかけ」に応えて—詩人 内村鑑三
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