「働くわたし」を失うとき : 病休の語りを聴く臨床心理学
著者
書誌事項
「働くわたし」を失うとき : 病休の語りを聴く臨床心理学
(プリミエ・コレクション, 115)
京都大学学術出版会, 2021.3
- タイトル別名
-
職業人の病休体験についての臨床心理学的研究 : 自己と「語り」をめぐる質的研究の展望から
働くわたしを失うとき : 病休の語りを聴く臨床心理学
- タイトル読み
-
「ハタラク ワタシ」オ ウシナウ トキ : ビョウキュウ ノ カタリ オ キク リンショウ シンリガク
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注記
博士論文『職業人の病休体験についての臨床心理学的研究 : 自己と「語り」をめぐる質的研究の展望から』 (京都大学, 2020年) を基にしたもの
文献: p215-230
収録内容
- 「働くわたし」への探究
- 病休にともなう「わたし」の体験 : これまでの研究を概観して
- 「働くわたし」という自己の揺らぎ : メンタルヘルス不調の発見から休職まで
- 「働かないわたし」から新しい「働くわたし」へ : 休職から復職・回復ヘ
- 頻回病休を生きる「わたし」
- 語りにならない病休の語りを聴くために : ナラティヴアプローチの新たな可能性
- 「語り」を通して見えてくる病休体験の意味 : 総合考察
- 「働くわたし」が語るとき
- 質的研究は臨床心理学においてどのように語られてきたか
- 従来のナラティヴ分析における語りの認識
- 語りにおける応答と責任
内容説明・目次
内容説明
「○○社の△△さん」。職業がアイデンティティと密接に結びついている現代人にとって、心の病いによる休職は自己存在を揺るがす重大な出来事だ。休職者の職場復帰を支援するための制度や政策は整備されつつあるが、休職を「失敗」と見なし、以前と同じ状態に戻ることに期待する見方は根強く、当事者の視点での「回復」のありかたは殆ど論じられていない。本書は、臨床心理学の観点から、メンタルヘルス不調による病休体験を、本人の語りから読み解いてゆく。「働くわたし」が「働けないわたし」に変わるとき、人は何を体験するのか。精神医学や職場適応の問題だけに帰してしまうのではなく、個人の「わたし」という自己の観点から、支援の糸口を探る。
目次
- 序章 「働くわたし」への探究
- 第1章 病休にともなう「わたし」の体験—これまでの研究を概観して
- 第2章 「働くわたし」という自己の揺らぎ—メンタルヘルス不調の発見から休職まで
- 第3章 「働かないわたし」から新しい「働くわたし」へ—休職から復職・回復へ
- 第4章 頻回病休を生きる「わたし」
- 第5章 語りにならない病休の語りを聴くために—ナラティヴアプローチの新たな可能性
- 第6章 「語り」を通して見えてくる病休体験の意味—総合考察
- 終章 「働くわたし」が語るとき
- 研究ノート1 質的研究は臨床心理学においてどのように語られてきたか
- 研究ノート2 従来のナラティヴ分析における語りの認識
- 研究ノート3 語りにおける応答と責任
「BOOKデータベース」 より