書誌事項

日本古典と感染症

ロバート キャンベル編著

(角川文庫, 22439)

KADOKAWA, 2021.3

タイトル別名

角川ソフィア文庫

タイトル読み

ニホン コテン ト カンセンショウ

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注記

ブックジャケットに「角川ソフィア文庫 C121-1」の表示あり

文献: 論末

収録内容

  • 感染症で繋げる日本文学の歴史 / ロバートキャンベル著
  • 『万葉集』と天平の天然痘大流行 / 品田悦一著
  • 平安時代物語・日記文学と感染症 : 虚構による「神業」の昇華 / 岡田貴憲著
  • 『方丈記』「養和の飢饉」に見る疫病と祈り / 木下華子著
  • 神々の胸ぐらを摑んで : 感染症と荒ぶる禅僧のイメージ / ディディエ・ダヴァン著
  • 流言蜚語と古典文学 : 鬼・髪切虫・大地震 / 川平敏文著
  • 中世の文芸と感染症 / 海野圭介著
  • 江戸時代の漢詩文と感染症 / 山本嘉孝著
  • 養生の基底にある思想 : 『延寿撮要』から『養生訓』へ / 入口敦志著
  • 伝奇小説の中の疫鬼たち / 木越俊介著
  • 〈病〉と向き合う村びとたちの知恵 : ある山村の日記から / 太田尚宏著
  • 安政のコレラ流行と歌舞伎 / 日置貴之著
  • 幕末役者見立絵と感染症 / 高橋則子著
  • コレラと幕末戯作 / 山本和明著
  • 近代小説と感染症 : 柳浪・漱石・鷗外から / 野網摩利子著

内容説明・目次

内容説明

医学や科学が現代よりも発達していなかったころ、人々は未知の感染症をどのようにとらえたか。感染症はいかにして広がり、そしてその困難の中、人はどのように希望を見出していったのか。『万葉集』に残る天然痘の挽歌、『源氏物語』に描かれるマラリア『方丈記』養和の飢饉、『徒然草』などが描く流言蜚語、江戸時代の三密回避「はしか遠慮」、夏目漱石と腸チフスほか。約1300年間の記録をたどり感染症の地平を見わたす書き下ろし論集。

目次

  • 感染症で繋げる日本文学の歴史(ロバートキャンベル)
  • 『万葉集』と天平の天然痘大流行(品田悦一)
  • 平安時代物語・日記文学と感染症—虚構による「神業」の昇華(岡田貴憲)
  • 『方丈記』「養和の飢饉」に見る疫病と祈り(木下華子)
  • 神々の胸ぐらを掴んで—感染症と荒ぶる禅僧のイメージ(ディディエ・ダヴァン)
  • 流言蜚語と古典文学—鬼・髪切虫・大地震(川平敏文)
  • 中世の文芸と感染症(海野圭介)
  • 江戸時代の漢詩文と感染症(山本嘉孝)
  • 養生の基底にある思想—『延寿撮要』から『養生訓』へ(入口敦志)
  • 伝奇小説の中の疫鬼たち(木越俊介)
  • “病”と向き合う村びとたちの知恵—ある山村の日記から(太田尚宏)
  • 安政のコレラ流行と歌舞伎(日置貴之)
  • 幕末役者見立絵と感染症(高橋則子)
  • コレラと幕末戯作(山本和明)
  • 近代小説と感染症—柳浪・漱石・〓外から(野網摩利子)

「BOOKデータベース」 より

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