EUの回復力 Resilient EU

著者

    • 吉井, 昌彦 ヨシイ, マサヒコ

書誌事項

EUの回復力

吉井昌彦編著 = Resilient EU

勁草書房, 2021.3

タイトル読み

EU ノ カイフクリョク

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注記

ユーロ危機、移民・難民問題、イギリスのEU離脱、ポピュリズムの高揚…。2010年代の危機・揺らぎに対してEUがどのような結束力を示してきたかを、法律・政治・経済の3つの分野から分析・検討する。

収録内容

  • 国境を超える立憲主義 / 井上典之著
  • ソーシャル・ヨーロッパの行方 / 関根由紀著
  • EUの難民危機からの回復 / Erkan Kivilcim著
  • EUの東方拡大と「国民」概念の変容 / 竹内大樹著
  • 移民難民危機とEUの回復力 / 坂井一成著
  • 2019年欧州議会選挙から見るEUの回復力 / 安井宏樹著
  • 欧州委員会のシンクタンク機能 / 橋田力著
  • 2010年代のEUの揺らぎと回復力 / 吉井昌彦著
  • 危機以降の金融政策と金融安定性 / Wierzbowska Agata著
  • FTA旗手としての誇りと挑戦 / 植原行洋著

内容説明・目次

内容説明

EUは直面する困難にどのように対応し、どのように変容してきたのか。今後EUはさらにどのように変容するのか。EU解体の危機に対するアンチテーゼを法、政治、経済の観点から展開する。

目次

  • 第1部 EU統合を支える価値基盤、立憲主義、民主主義と立法(国境を超える立憲主義—EUの回復力(Resilience);ソーシャル・ヨーロッパの行方—人の移動の自由と社会保護のディレンマ;EUの難民危機からの回復—EU・トルコ難民合意における負担転嫁問題;EUの東方拡大と「国民」概念の変容—ラトヴィアとウクライナを素材に)
  • 第2部 危機克服に向けたEU政治の構想と実践(移民難民危機とEUの回復力—新しい連帯の模索;2019年欧州議会選挙から見るEUの回復力;欧州委員会のシンクタンク機能—未来の洞察を可能にする想像力と構成力)
  • 第3部 EU経済システムの脆弱性と危機克服のための改革(2010年代のEUの揺らぎと回復力—域内南北経済格差の観点から;危機以降の金融政策と金融安定性—ユーロのシステミック・リスクと「何でもする」ECBを中心に;FTA旗手としての誇りと挑戦)

「BOOKデータベース」 より

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