国際刑法における上官責任とその国内法化
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書誌事項
国際刑法における上官責任とその国内法化
慶應義塾大学出版会, 2021.3
- タイトル別名
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Vorgesetztenverantwortlichkeit im Völkerstrafrecht und ihre Umsetzung in das nationale Strafrecht
- タイトル読み
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コクサイ ケイホウ ニ オケル ジョウカン セキニン ト ソノ コクナイホウカ
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注記
組織上位者の刑事責任を問うことに特化した理論的枠組みの1つ「上官責任」。その概念形成過程と成立要件を精緻に分析。さらに比較法的検討を通じて、日本における上官責任の立法のあり方を提言する。
文献: p361-374
内容説明・目次
内容説明
組織上位者の刑事責任を問うことに特化した理論的枠組の1つ「上官責任」。本研究は、ICC規程上の上官責任を明確化し、ICCとの関係での我が国の立法政策を検証し、ドイツ語圏諸国との比較法的検討を通じて今後の立法政策に提言を行う。上官責任概念の歴史的発展から、現在のICC規程における上官責任概念の全体像を明らかにし、日本刑法において充分にカバーされているのかを明らかにすることを精密に試みる。
目次
- 序論 本書の検討課題
- 第1部 国際刑法上の上官責任の形成史(上官責任の歴史的展開;アド・ホック法廷における上官責任)
- 第2部 国際刑事裁判所における上官責任(序論—第2部の検討課題;主体要件1—軍の指揮官と文民の上官の区別;主体要件2—実質的管理;不作為要件と上官責任の性質;主観的要件;ICCの関与形式体系における上官責任の位置づけ)
- 第3部 国内刑法と上官責任(日本刑法と上官責任;ドイツ語圏諸国における上官責任関連規定)
- 結論
「BOOKデータベース」 より