日本における天竺認識の歴史的考察

書誌事項

日本における天竺認識の歴史的考察

石﨑貴比古著

三元社, 2021.2

タイトル読み

ニホン ニ オケル テンジク ニンシキ ノ レキシテキ コウサツ

大学図書館所蔵 件 / 39

この図書・雑誌をさがす

注記

史料・文献一覧: p374-388

果たして天竺はインドになったのか、あるいは…? 日本の人々が彼方に夢想した仏教の聖地・天竺。天竺という語が歴史上どのように語られ、どのように想起されてきたのかを史料に即して論じ、日本における天竺認識を考察する。

収録内容

  • 天竺はインドの旧称か?
  • 先行研究
  • 天竺認識の歴史
  • イエズス会士と天竺人
  • 世界図に見る天竺認識
  • 西川如見と『増補華夷通商考』
  • 寺島良安と『和漢三才図会』
  • 民衆の天竺認識
  • 宗教者の天竺認識
  • 天竺の意義と終焉

内容説明・目次

内容説明

日本列島において、人々は二つの隣国を境にして、国の自画像を描いてきた。直接交渉を持った巨大な中国と、彼方に夢想した仏教の聖地・天竺である。日本・中国・天竺からなる三国世界観は、江戸時代に新しい世界認識・五大州へとその座を譲った。そして現在、仏教の聖地はインドという名で呼ばれている。

目次

  • 序章 天竺はインドの旧称か?
  • 第1章 先行研究—天竺と三国世界観
  • 第2章 天竺認識の歴史
  • 第3章 イエズス会士と天竺人
  • 第4章 世界図に見る天竺認識—一六世紀末〜一八世紀初頭の日本を中心として
  • 第5章 知識人の天竺認識—西川如見、寺島良安の事例から
  • 第6章 民衆の天竺認識—天竺徳兵衛と『五天竺』を中心に
  • 第7章 宗教者の天竺認識—平田篤胤『印度蔵志』を例に
  • 終章 天竺の意義と終焉

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ