オペラ/音楽劇研究の現在 : 創造と伝播のダイナミズム

著者

    • 佐藤, 英 サトウ, スグル
    • 大西, 由紀 オオニシ, ユキ
    • 岡本, 佳子 オカモト, ヨシコ

書誌事項

オペラ/音楽劇研究の現在 : 創造と伝播のダイナミズム

佐藤英, 大西由紀, 岡本佳子編

水声社, 2021.3

タイトル読み

オペラ/オンガクゲキ ケンキュウ ノ ゲンザイ : ソウゾウ ト デンパ ノ ダイナミズム

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注記

オペラ、バレエ、人形劇にどのようにアプローチすればよいか。作品解釈や演出手法、上演作品の選定から、政治・経済との関わり、地域ごとの特色、教育事業まで、音楽劇を地理的・歴史的要因を掛けあわせて総合的に考察する。

収録内容

  • 「アカデミー」による舞台芸術への取り組み / 萩原里香著
  • 七年戦争後のベルリンで上演されたオペラ / 大河内文恵著
  • 《ホヴァーンシチナ》が日の目を見るまで / 神竹喜重子著
  • 白系ロシア人によるオペラ文化の伝播 / 森本頼子著
  • フランスの王立音楽アカデミー創立期におけるミュゼットの使用をめぐって / 中村良著
  • イザドラ・ダンカンとリヒャルト・ヴァーグナー / 柳下惠美著
  • 日本におけるオペラ黎明期の"プリマ・ドンナ"表象 / 大西由紀著
  • バイロイト音楽祭とナチス・ドイツ興亡 / 佐藤英著
  • ラインハルト・カイザーの《クロイソス》 / 荻野静男著
  • ヴァーグナー《ニーベルングの指環》における為政者像と無政府主義的思想の表現 / 加藤恵哉著
  • 完成された個性 / 岡本佳子著
  • 團伊玖磨の「宇宙」 / 舘亜里沙著
  • 回想のオペラ / 新田孝行著
  • オペラ創作型プログラムの歴史的経緯と今日的意義 / 大野はな恵著

内容説明・目次

内容説明

新たな研究領野を切り拓く14のアプローチ!音楽・テキスト・舞台が一体となったオペラや、バレエ・人形劇をはじめとする音楽劇に、どのようにアプローチすればよいか。作品解釈や演出手法のみならず、劇場の運営から上演作品の選定、政治・経済との関わりやマスメディアによる流通、地域ごとの特色から教育事業まで、地理的・歴史的要因を掛けあわせ総合的に考査する、オペラ/音楽劇研究の幕開け!

目次

  • 第1部 オペラ/音楽劇の人的交流とレパートリー形成(「アカデミー」による舞台芸術への取り組み—オペラ誕生のもうひとつの側面;七年戦争後のベルリンで上演されたオペラ—ドレスデンとの比較から;“ホヴァーンシチナ”が日の目を見るまで—1892年のキエフにおける舞台初演;白系ロシア人によるオペラ文化の伝播—1919、21年来日の「ロシア大歌劇団」の足跡をたどって)
  • 第2部 オペラ/音楽劇と時代思潮(フランスの王位音楽アカデミー創立期におけるミュゼットの使用をめぐって;イザドラ・ダンカンとリヒャルト・ヴァーグナー—ドイツにおけるイザドラとヴァーグナー作品の公演活動を中心に;日本におけるオペラ黎明期の“プリマ・ドンナ”表象—帝国劇場の柴田環と,文藝協会『故郷』(明治四五年)のマグダを中心に;バイロイト音楽祭とナチス・ドイツ興亡—ラジオ放送をめぐる実証的検証)
  • 第3部 オペラ/音楽劇の作品研究(ラインハルト・カイザーの“クロイソス”—その時代背景、台本、音楽、舞踊、精神;ヴァーグナー“ニーベルングの指環”における為政者像と無政府主義的思想の表現;完成された個性—“木彫りの王子”における「人形」の役割;團伊玖磨の「宇宙」—オペラ“ひかりごけ”を中心に)
  • 第4部 オペラ/音楽劇の現代(「回想のオペラ」—過去に憑かれる現代オペラ演出;オペラ創作型プログラムの歴史的経緯と今日的意義—米国メトロポリタン・オペラ・ギルドの取り組みを例に)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC06371513
  • ISBN
    • 9784801005556
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    379p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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