書誌事項

真ん中の部屋 : ヘーゲルから脳科学まで

カトリーヌ・マラブー著 ; 西山雄二, 星野太, 吉松覚訳

(シリーズ「哲学への扉」)

月曜社, 2021.3

タイトル別名

La chambre du milieu : de Hegel aux neurosciences

タイトル読み

マンナカ ノ ヘヤ : ヘーゲル カラ ノウカガク マデ

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注記

原著 (Hermann, 2009) の全訳

内容説明・目次

内容説明

新しい唯物論の喜びへといざなう論文集。脱構築思想の批判的継承者マラブーの論考15本を収載。ヘーゲル弁証法の可能性を問い直しつつ、ニーチェ/フロイトからドゥルーズ/バトラーまでの現代思想を俎上に載せるとともに、脳科学の可能性を哲学の試練にかけて、神経の可塑性、病態失認、クローン技術などを考察する。哲学と脳科学との対話によって現れる“真ん中の部屋”への招待。

目次

  • 第1部(ヘーゲルと電気の発明;弁証法の否定的なもの ヘーゲルとハイデガーのあいだで—イポリット、コイレ、コジェーヴ;弁証法的否定性と超越論的苦痛—ヘーゲルを読むハイデガー;世界の歴史と喪の可塑性;読解—不完全な隅石、あるいは再び閉じた傷)
  • 第2部(隔たりの差異—ハイデガーとレヴィ=ストロース;誰がヘーゲルの狼を恐れるのか;永劫回帰と差異の亡霊;フロイトの二人のモーゼ;性的アイデンティティの構成において何が失われるのか)
  • 第3部(神経の可塑性をめぐるイデオロギー的な争点;神経生物学的理性批判のために—ジャン=ピエール・シャンジュー『真、美、善について—新たな神経的アプローチ』について;幻影肢、病態失認、否認—欠損という問題に直面したメルロ=ポンティと現代神経生物学;恩寵と中毒—フェリックス・ラヴェッソン『習慣論』の導入のために;再生されるものたち—幹細胞、遺伝子治療、クローニング)

「BOOKデータベース」 より

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