正倉院文書からたどる言葉の世界
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正倉院文書からたどる言葉の世界
塙書房, 2021.3
- タイトル読み
-
ショウソウイン モンジョ カラ タドル コトバ ノ セカイ
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注記
正倉院文書は奈良時代に生きた下級官人や僧侶達の言語生活の蓄積である。正倉院文書のなかの言葉や表現を詳細に検討し、奈良時代の日本語の書記のあり方の基底を考察。当時の人々の現実の姿にも迫る。
内容説明・目次
目次
- 1 論考篇(「〓」字考—「セ」を表す文字;ミナトと「潮」—河口の景観から;古事記と正倉院文書の文章—「乞徴」・「随〜在」・「上件・右件」を手がかりに;神や人の声を残す—「者」で括る引用から見た、話言葉記録の工夫;「彼国」と「貴国」—正倉院文書中の相手側を指す「彼」の用法から;日本上代における「耳」—漢文助学との逢会;桴工達の訴え—下道主の文書作成の苦心;破棄された手紙—下級官人下道主の逡巡)
- 2 付篇—正倉院文書を読むために(「大殿門」に差し上げるために、良い芹がどうしても要るのだが…;急いで反故紙を下さい—「御所」によくよくマヲシタマヒて;油を買っておきなさい。但し、通常の値段で)
「BOOKデータベース」 より