チベット仏教求法僧能海寛と宇内一統宗教 : 明治の国粋とグローバリズム

書誌事項

チベット仏教求法僧能海寛と宇内一統宗教 : 明治の国粋とグローバリズム

浅川滋男編

同成社, 2021.3

タイトル別名

能海寛と宇内一統宗教 : チベット仏教求法僧 : 明治の国粋とグローバリズム

タイトル読み

チベット ブッキョウ グホウソウ ノウミ ユタカ ト ウダイ イットウ シュウキョウ : メイジ ノ コクスイ ト グローバリズム

注記

能海寛関連主要文献: p371-372

内容説明・目次

内容説明

日本で初めてチベット潜入に挑んだ僧侶、能海寛。能海唯一の著作『世界に於ける仏教徒』全篇の口語訳を通して、明治という時代の本質が浮かび上がる。宗教の過去・現在・未来をグローカルに見通す野心作。

目次

  • 第1部 能海寛の風景—山陰からチベットへ(仏教と欧米知識人;能海寛と『世界に於ける仏教徒』;チベット仏教憧憬—白い金色の浄土;古都京都の近代化をめぐる仏教とキリスト教)
  • 第2部 能海寛の思想—『世界に於ける仏教徒』を読む(『世界に於ける仏教徒』口語訳;キリスト教批判—宇内一統宗教の構想;批評としての大内青巒序;仏教と国粋—明治維新と能海寛)
  • 第3部 仏教の土着と宇宙—遺産から自然まで(東大寺頭塔の復元からみた宝塔の起源—チベット仏教の伽藍配置との比較を含めて;大雲院宝塔厨子と徳川将軍家墓所;浄土真宗、近江から因伯へ—尾崎家仏間と安楽寺;「賽の河原」の風景—摩尼山地蔵堂の考証と復元;居住地の形成と宗教—マレーシア移民社会の事例;仏ほっとけ—車寅次郎と御前様、そしてひとの生き死に;仏教とマーケティング;般若心経と現代科学の宇宙観;業・廻向・菩薩・輪廻—仏教主要教義問の自家撞着)

「BOOKデータベース」 より

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