宗教性の人類学 : 近代の果てに、人は何を願うのか
著者
書誌事項
宗教性の人類学 : 近代の果てに、人は何を願うのか
法藏館, 2021.3
- タイトル別名
-
近代の果てに人は何を願うのか
- タイトル読み
-
シュウキョウセイ ノ ジンルイガク : キンダイ ノ ハテ ニ ヒト ワ ナニ オ ネガウ ノカ
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注記
その他の編者: 別所裕介, 川口幸大, 藤本透子
引用文献: 各章末
収録内容
- 今、宗教をめぐる何が問題なのか / 長谷千代子 [執筆]
- 宗教研究と日本の宗教人類学 / 田中雅一 [執筆]
- 宗教人類学を歴史化する : 霊的存在をめぐって / 長谷千代子 [執筆]
- 宗教的なものが滲出すると感じるのはなぜなのか : 霊長類学・道徳心理学・進化生物学による宗教論 / 矢野秀武 [執筆]
- 儒教と祖先祭祀に見る現代中国の「宗教性」 / 川口幸大 [執筆]
- 「生態文化」をめぐる政治と宗教 : 現代チベットの環境主義運動から / 別所裕介 [執筆]
- 聖者になる過程 : カザフスタンにおける近代化の経験とイスラーム / 藤本透子 [執筆]
- コミュニティへの希望と宗教団体 : スロヴァキアにおける社会貢献活動の展開 / 神原ゆうこ [執筆]
- イギリス、グラストンベリーの女神運動 : 宗教、フェミニズム、ペイガニズムの狭間で / 河西瑛里子 [執筆]
- 戦後慰霊を再考する : 政教分離フィルター濾過後の残留宗教性 / 西村明 [執筆]
- 日本の人権受容における宗教文化的土台 / 施光恒 [執筆]
- ヴァナキュラー・スピリチュアリティ : 沖縄における聖地経験と「地域」のあいだ / 門田岳久 [執筆]
- 台湾における宗教的実践と政治 : 多義的な日本像を介して / 藤野陽平 [執筆]
- 宗教性の領域で考える / 川口幸大, 別所裕介, 藤本透子 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
日本の戦没者慰霊や道徳教育、沖縄の聖地巡礼、イングランドの女神運動、カザフスタンの聖者崇敬、チベットの生態文化、中国の儒教…これらは果たして「宗教」か、あるいは文化的なムーブメントか?今日の世界に滲出する宗教性へ。
目次
- 今、宗教をめぐる何が問題なのか
- 第1部 宗教研究の歴史と現在(宗教研究と日本の宗教人類学;宗教人類学を歴史化する—霊的存在をめぐって;宗教的なものが滲出すると感じるのはなぜなのか—霊長類学・道徳心理学・進化生物学による宗教論)
- 第2部 革命思想の経験(儒教と祖先祭祀に見る現代中国の「宗教性」;「生態文化」をめぐる政治と宗教—現代チベットの環境主義運動から;聖者になる過程—カザフスタンにおける近代化の経験とイスラーム;コミュニティへの希望と宗教団体—スロヴァキアにおける社会貢献活動の展開;イギリス、グラストンベリーの女神運動—宗教、フェミニズム、ペイガニズムの狭間で)
- 第3部 日本的経験(戦後慰霊を再考する—政教分離フィルター濾過後の残留宗教性;日本の人権受容における宗教文化的土台;ヴァナキュラー・スピリチュアリティ:沖縄における聖地経験と“地域”のあいだ;台湾における宗教的実践と政治—多義的な日本像を介して)
- 宗教性の領域で考える
「BOOKデータベース」 より