中国農漁村の歴史を歩く
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中国農漁村の歴史を歩く
(学術選書, 095)
京都大学学術出版会, 2021.4
- タイトル読み
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チュウゴク ノウギョソン ノ レキシ オ アルク
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注記
参考文献あり
索引: p293-297
内容説明・目次
内容説明
近現代中国の農漁村の歴史を文献のみから描き出そうとしても、それは至難の業である。とりわけ本書が取り扱う、村落のミクロな世界や漁民の水上世界、あるいは感染症の世界は、文献にはなかなか書き残されていない。そこで本書では、従来の歴史学にフィールドワークという新たな手法を加えることで、“歴史を歩きながら”文献の世界から漏れ出てしまった人びとの生活に光をあてようと試みる。
目次
- どうして歴史学者が現代中国の農漁村を歩くのか
- 地域社会論とは何か
- 太湖流域におけるフィールドワークの系譜
- 歴史学者とフィールドワークの実践
- 華南農村を歩く—福建省の農村と祀られる神々
- 村のなかの「村」の名残—村の歴史をたどる
- 水上に暮らす人びと—太湖流域の水上世界
- 近現代の水上世界と今もなお生き続ける“伝統”
- 近現代中国の政治と日本住血吸虫病
- 近現代中国の日本住血吸虫病と語られる血防
- 現代中国の輸入性血吸虫病と「一帯一路」構想
「BOOKデータベース」 より