断絶からの歴史 : ベンヤミンの歴史哲学

書誌事項

断絶からの歴史 : ベンヤミンの歴史哲学

柿木伸之著

月曜社, 2021.4

タイトル読み

ダンゼツ カラ ノ レキシ : ベンヤミン ノ レキシ テツガク

収録内容
  • ベンヤミンの歴史への問いを受け継ぐために
  • 想起からの歴史
  • メシアニズムなきメシア的なものの系譜
  • 反転する時間、革命としての歴史
  • 救済と命運
  • 切断からの像
  • 像における歴史
  • 「歴史の概念について」ハンナ・アーレント手稿
  • 抑圧された者たちの伝統とは何か
  • 残余からの歴史のために
内容説明・目次

内容説明

ベンヤミンの革命と救済の歴史哲学を読み解き、その問いを歴史の危機のさなかに受け継ごうとする哲学の試み。命あるものを犠牲にしながら続く歴史を逆なでし、死者とともに生きる道筋を、進歩の残骸を縫って切り開く非連続的な歴史へ。

目次

  • ベンヤミンの歴史への問いを受け継ぐために
  • 1 想起と救済(想起からの歴史—ベンヤミンの歴史哲学;メシアニズムなきメシア的なものの系譜—ベンヤミンとデリダの「メシア的なもの」をめぐる思考)
  • 2 ベンヤミンとハイデガー(反転する時間、革命としての歴史—ベンヤミン、ブロッホ、ローゼンツヴァイクと初期ハイデガー;救済と命運—歴史をめぐるベンヤミンとハイデガーの対決)
  • 3 歴史の媒体(切断からの像—ベンヤミンとクレーにおける破壊と構成;像における歴史—ベンヤミンの歴史哲学における構成の理論)
  • 4 名もなき者たちの歴史へ(「歴史の概念について」ハンナ・アーレント手稿—解題と翻訳;抑圧された者たちの伝統とは何か—ベンヤミンの歴史哲学における歴史の構成と伝統)
  • 残余からの歴史のために

「BOOKデータベース」 より

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