怒りの子
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怒りの子
(P+D books)
小学館, 2021.2
- タイトル読み
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イカリ ノ コ
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注記
講談社 1985年刊の再刊
内容説明・目次
内容説明
「あんたの中に、怒りの子が見える…人のうちに、潜んでる、外から見えんけど、何処かにいる、人の奥のほうに。」自分自身のやりたいこと、望んでいることなどが定まらず、ビジネス学校に通いつつ悶々とした日々を送る主人公・美央子。美央子が姉のように慕う、どこか浮き世離れした雰囲気を持つ初子。そして美央子と同じアパートに住み、親しくするそぶりを見せながら、いちいち美央子の感情を逆撫でしていくますみ—。3人の感情は、初子の義弟・松男の存在を触媒として、大きく揺れ動いていく。人間の心情を、平易な言葉を使いつつ、豊かな描写力で見事に描ききった、第37回読売文学賞受賞作。
「BOOKデータベース」 より