自粛するサル、しないサル
著者
書誌事項
自粛するサル、しないサル
(幻冬舎新書, 622,
幻冬舎, 2021.5
- タイトル別名
-
自粛するサルしないサル
- タイトル読み
-
ジシュク スル サル、シナイ サル
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注記
参考文献: p190
内容説明・目次
内容説明
新型コロナ危機では、人々の間で「自粛派」と「反自粛派」の対立が起きた。サル学の見地によれば、自粛派は生物の本能として感染症を怖がる「サル的」で、反自粛派は理屈で恐怖感を抑制できる「ヒト的」。「ヒト的」のほうが進化形だが、「サル的」のほうが命を守るうえでは合理的ともいえる。この対立は、中世ペストのときも江戸時代の感染症危機でも繰り返されてきた。なぜ「自粛する、しない」の相違は生まれるのか。「永遠の敵」のようにも見える両者は、果たしてわかり合えるのか。サル学者によるコロナ文化論。
目次
- 第1章 新型コロナへの「恐怖」はヘビへの「嫌悪」と同じ
- 第2章 ヒトもサルも危機では保守的になる
- 第3章 自粛派は情動、反自粛派は理屈
- 第4章 なぜ、コロナハラスメントは起きるのか
- 第5章 「Go Toトラベル」キャンペーンはどうして嫌われるのか
- 第6章 なぜ、第3波の際には自粛は緩んだのか
- 第7章 自粛への同調圧力は存在するのか
- 第8章 自粛思想のバイブルとしての『徒然草』
- 第9章 どうして日本ではロックダウンができないのか
- 終章 自粛派と反自粛派のジレンマ
「BOOKデータベース」 より