レイシズムを考える : anti‐racism

著者

    • 清原, 悠 キヨハラ, ユウ
    • 明戸, 隆浩 アケド, タカヒロ

書誌事項

レイシズムを考える : anti‐racism

清原悠編 ; 明戸隆浩[ほか著]

共和国, 2021.5

タイトル読み

レイシズム オ カンガエル : anti racism

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注記

文献:p418〜433

内容説明・目次

内容説明

社会を覆い尽くそうとしている、レイシズム、ヘイトスピーチをはじめとする各種の差別を、わたしたちはどう考え、どう対抗すればいいのか。気鋭の研究者21名によるさまざまなアプローチを通して、この腐った現実に楔を打ち込む決定的な論集。主要ブックガイドを附す。

目次

  • 第1部 差別とは何か(日常をとりまくレイシズム;一世紀前の「ヘイトの時代」から考える—アメリカ南部におけるリンチとその歴史的背景;レイシズムの精神分析—ヘイトスピーチを生み出す享楽の論理;レイシズムの社会心理学的研究;差別とは何か;資本主義・国民国家・レイシズム—反レイシズム法の意義と限界)
  • 第2部 差別を支えるもの(ヘイトスピーチとナショナリズム;ヘイトクライム、あるいは差別の政治化について—アレントの全体主義からレイシズムを考えるための試論;国籍と戸籍;日本型ヘイトスピーチを支える一九五二体制—「在日特権」を生み出す戦後日本の入管法制;「左翼的なもの」への憎悪—ヘイトスピーチを増幅させるもの;ネット右派の起源—九〇年代後半のネット右派論壇の成り立ち;多様性を祝う—『仲良くしようぜパレード』が喚起した感情/情動)
  • 第3部 差別に抗する(差別否定という言説—差別の正当化が社会にもたらすもの;朝鮮人差別克服のための闘い—日本朝鮮研究所の反差別語闘争を中心に;公的レイシズムとしての環境レイシズム—環境正義運動の示唆する社会変革への視座;ヘイトに立ち向かう社会的免疫力—オーストラリアのイスラムフォビアの事例から;リベラリズムにおけるヘイトスピーチへの対抗策—ミルとローティからの応答;ヘイトスピーチに対する大学の対応のあり方;トランスナショナル・ヒストリーとしての美術史に向けて—プリティッシュ・ブラック・アートを中心にレイシズムに抗するアートを考える;プロパガンダの中の「日本人」—文学研究とレイシズム批判の接続に向けて;戦後補償問題に取り組む社会運動—歴史に埋め込まれたレイシズムに向き合うことの意味)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC07732898
  • ISBN
    • 9784907986384
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東久留米
  • ページ数/冊数
    435p
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
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