これでいいのか宮城県
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これでいいのか宮城県
(地域批評シリーズ, 33)
マイクロマガジン社, 2019.1
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コレ デ イイ ノカ ミヤギケン
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Note
「日本の特別地域特別編集71 これでいいのか宮城県」 (2016年刊) に加筆修正と書き下ろしを加え、文庫化したもの
参考文献: p314-319
Description and Table of Contents
Description
宮城県はおよそ東北らしくない県である。宮城県民は流行に敏感、個人主義でプライドも高く華やかだ。こうした同じ東北人にしてあからさまな気質の違いには、歴史と仙台の存在が強く関係している。かつて伊達藩では華やかな気風が領内に行き渡っていた。農民にも比較的自由が与えられ、それが人々の独立心や気位の高さを育んだ。そして明治以降、仙台は東北の中心都市となり、宮城は東北6県で格上の存在と見られるようになった。そのため、宮城における仙台の存在感は圧倒的だ。県内は仙台とその他で二極化され、優遇されるのはいつも仙台。ただそんな過剰な一極集中により、県内の地域格差は確実に広がっている。本書は宮城県内の不公平感にスポットを当て、仙台市以下、仙北、仙南、そして復興続く三陸のさまざまな問題点を取り上げ、伊達イズムが根付く宮城県の本質を暴き出す!
Table of Contents
- 第1章 宮城県ってどんなトコ?
- 第2章 伊達政宗だけじゃない宮城県の歴史
- 第3章 東北一を自負する宮城県の実態
- 第4章 さらなる飛躍を狙う一強都市・仙台
- 第5章 仙台周辺の自治体は仙台の属国扱いなのか?
- 第6章 目先の利益を優先させる仙北地域
- 第7章 希望と落胆が入り混じる三陸地域
- 第8章 群雄割拠でパワーバランスもおかしい仙南地域
- 第9章 宮城が東北の真の盟主になるために
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