「悪」の進化論 : ダーウィニズムはいかに悪用されてきたか : 同志社大学講義録

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「悪」の進化論 : ダーウィニズムはいかに悪用されてきたか : 同志社大学講義録

佐藤優著

集英社インターナショナル , 集英社 (発売), 2021.6

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悪の進化論 : ダーウィニズムはいかに悪用されてきたか : 同志社大学講義録

Title Transcription

アク ノ シンカロン : ダーウィニズム ワ イカニ アクヨウ サレテ キタカ : ドウシシャ ダイガク コウギロク

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Description and Table of Contents

Description

チャールズ・ダーウィンが発表した進化論は従来の世界観を根底から覆し、科学に「パラダイム・シフト」を起こした。そして、今日もなお、ダーウィニズムは「人間とは何か」「生命とは何か」を考える原点として多大な影響力を持っている。まさに「近代史を変えた思想」だ。だがその一方で、進化論はダーウィンの意図を逸脱した形で受容されてきた。その結果、生まれたのが、人種差別を肯定する社会進化論であり、また人類の「進化」を企図する共産主義であったが、その「悪」は今ふたたび世界に広がりつつある。日本を代表する知性・佐藤優が同志社大学「伝説の集中講義」で縦横無尽に語り尽くした、ダーウィニズムと現代史の関係をここに完全再現する。

Table of Contents

  • 序 講義を始める前に
  • 第1講 トランプも悪用した「進化論」のロジック
  • 第2講 今も残る「社会進化論」の害毒
  • 第3講 ナチズムの父はダーウィンだった?
  • 第4講 歴史もまた「進化」するか—唯物史観
  • 第5講 スターリンに影響を与えたダーウィニズム
  • 第6講 宗教になった「マルキシズム」
  • 第7講 「神殺し」をするドーキンス進化論

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