Bibliographic Information

俳魁

三田完著

KADOKAWA, 2014.2

Title Transcription

ハイカイ

Available at  / 2 libraries

Description and Table of Contents

Description

俳壇の重鎮・鴻海のパーティーに招かれた小説家・玄は、鴻海の主宰する句会に列座するようになるが、ある時、亡き母の句が鴻海のものとされていることに気付く。これはよもや、剽窃ではないのか。それとも主宰と母は、ただならぬ関係にあったのだろうか。何故今になって、巨匠は自分を側に置こうとするのだろうか。疑問を抱えた玄は、鴻海の求めで、彼の出身地にして『おくのほそ道』に描かれた地、石巻への旅に同道することになる。津波で被災した地で繙かれる過去、母の秘密。そして震災を機に露わになった現実の数々が、剥き出しになって玄に迫るが—。3・11を機に、二人を繋ぐ糸が露わになってゆく。著者、渾身作!

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BC08345773
  • ISBN
    • 9784041106839
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    413p
  • Size
    20cm
  • Classification
Page Top