手紙のなかの日本人
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書誌事項
手紙のなかの日本人
(文春文庫, [は-8-36])
文藝春秋, 2021.7
- タイトル読み
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テガミ ノ ナカ ノ ニホンジン
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注記
底本: 文春新書版(2000年刊)
シリーズ番号はブックジャケットによる
参考文献: p245-246
内容説明・目次
内容説明
漱石、親鸞、信長、龍馬、一茶、荷風…歴史を彩る文人武人、22人の手紙。無心状であれ恋文であれ、遺書であれ、そこには真率な感情が綴られ、襟を正したり、時に笑みがこぼれたり。「いろいろな人と、一杯やりながらの会話を楽しむつもり」で、歴史探偵・半藤さんが美しい日本の手紙を読み解いた名著復刊。
目次
- 屹立する親鸞 温かい親鸞—仏の御恩を報じまゐらせたまふになりさふらふべし
- 闘う宗教人にして詩人 日蓮—昼夜耳に聞くものは、枕にさゆる風の音
- 簡潔無比の織田信長—猿帰り候て、夜前の様子、つぶさに言上候
- 「逆順無二」 明智光秀のクーデタ—本能寺において信長父子を誅し、素懐を達し候
- 婦唱夫随の秀吉とおね—ゆるゆるだきやい候て、物がたり申すべく候
- 細川ガラシャ 貞女か烈女か—御心に入候て御うれしく候
- 歪曲された淀どのの哀れさ—江戸にもわもじをするすると誕生にて御入り候
- 大高源五の孝子の面目—是かぎりの文にてござ候
- 裏も表もない良寛禅師—ハイ今日は雑炊の味噌一かさ下されたく候。ハイサヤウナラ
- 苦闘する煩悩の人 小林一茶—長々の留主、さぞさぞ退屈ならんと察し候へども、病には勝たれず候
- 気宇壮大すぎた佐久間象山—丁度大たらひの下にはまぐり貝御座候様に見え申し候
- 吉田松陰 穏やかにして気魄あり—僕は忠義をする積り、諸友は功業をなす積り
- 天馬空を征く 坂本龍馬—一人の力で天下動かすべきは、是また、天よりする事なり
- 勝海舟と西郷隆盛 政治家と革命家—現時に臨み候ては此の勝先生とひどくほれ申し候
- 乃木静子の死と「母の訓」—女大学をよくよく御覧相成たく
- よき父親の夏目漱石—御父さまは此手紙あおむけにねてゐて万年ふででかきました
- 永井荷風における「女の研究」—しみじみお咄し致す折もあるべきかと、それのみ楽しみに致し候
- 山本五十六 名をも命も—月明の夜又は黎明を期し全航空兵力を以て全滅を期し敵を強襲す
- 「サムライたれ」と説く小泉信三—君の出征に臨んで言って置く
- 香淳皇后の微笑のかげに—B29は残念ながらりっぱです
「BOOKデータベース」 より