中世哲学講義
著者
書誌事項
中世哲学講義
知泉書館, 2021.7
- 第1巻: 昭和41年-44年度
- タイトル別名
-
山田晶 : 中世哲学講義
- タイトル読み
-
チュウセイ テツガク コウギ
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注記
山田晶参照文献一覧: 巻末p7-12
内容説明・目次
内容説明
本巻では昭和41‐44年度までの4年間の講義を収載する。「中世哲学とは何か」の関心に基づきキリスト教と哲学の関係についてパウロとヨハネを中心に考察する。またグノーシス思想の意味について、ギリシア哲学や神秘思想、ユダヤ教やパウロなどとの関係を通して詳細に分析する。後半ではヘーゲルの歴史観を吟味しつつ中世哲学自体の存在を問うとともに、古代哲学と中世哲学との連続と断絶、近世哲学やフマニスムスと中世哲学との関わり、さらにイスラムやユダヤ教との関連、そして神話と啓示の歴史性に関する中世哲学の意義について考える。近世哲学にはない、中世哲のもつ豊かな地平が示される。
目次
- 中世と中世哲学
- キリスト教と哲学(一)
- キリスト教と哲学(二)
- キリスト教と哲学(三)—キリスト教とヘレニズム、ヘブライズムとの関係
- キリスト教と哲学(四)—ヘブライズムの超越としてのイエスの教
- パウロと哲学(一)
- パウロと哲学(二)—律法と福音
- パウロと哲学(三)—智慧と福音
- パウロと哲学(四)—哲学と使徒
- パウロと哲学(五)—神秘主義と哲学〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より