Fashion Climbing : ビル・カニンガムのファッション哲学、そのすべて

書誌事項

Fashion Climbing : ビル・カニンガムのファッション哲学、そのすべて

ビル・カニンガム著 ; 渡辺佐智江訳

朝日新聞出版, 2021.7

タイトル別名

Fashion climbing

Fashion Climbing : ビルカニンガムのファッション哲学そのすべて

ファッション・クライミング : ビル・カニンガムのファッション哲学、そのすべて

タイトル読み

Fashion Climbing : ビル・カニンガム ノ ファッション テツガク、ソノ スベテ

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内容説明・目次

内容説明

知られざる物語、ニューヨークの伝説的人物が学びとった創造性とスタイル。ビル・カニンガムにとって、ニューヨークとは自由、華美(グラマー)、そしてわけてもスタイルの地だった。ボストン郊外のアイルランド系住民が住む街の中流家庭で育ち、こっそり姉のドレスを着て、放課後は街のおしゃれなブティックで過ごし、ファッションに人生を捧げることを夢見た。ニューヨークに移り住んでからは、人々を観察することに夢中になった。夜はオペラの初日に出向き、豪勢なダンスパーティーに不正入場。そのような場で、女性たちの纏ったドレスがどのように動くか、ジュエリーをどのように身につけているか、髪はどのようにセットされているか観察した。これが彼の学びであり、ニューヨーク・タイムズ紙のフォトグラファーとして有名になった、あの幅広い被写体を対象とする熱意あふれる手法の誕生だった。二人のスタイル通(ノナとソフィー)のもとで活動したあと、彼の創造性は飛躍的に高まり、デザイナーとして名を成した。デザインの仕事で姓を名乗れば家名を汚すことになるからと、ブランド名をWilliam J.とし、当時の最も奇抜で有名な帽子デザイナーとなった。『ファッション・クライミング』は、一人の若者が、そうなるべく生まれついた自分、つまり真に独創的な人間になることを目指し奮闘するストーリーだ。本書には、スタイルについてビルが学びとったこと、かつての自由奔放な世界で繰り広げられていた生き生きとした話、そしてこのニューヨークの素晴らしき人物から読者へ手渡された最後の贈り物がある。

目次

  • 楽園への扉 The Doors of Paradise
  • William J.となる Becoming William J.
  • 初めての店 My First Shop
  • 花に覆われたヘルメット A Helmet Covered in Flowers
  • 自由という贅沢 The Luxury of Freedom
  • ノナとソフィー Nona and Sophie
  • サウサンプトンの店 The Southampton Shop
  • ファッション・パンチ Fashion Punch
  • ハシゴのてっぺん The Top of the Ladder
  • 社交界 On Society
  • センス On Taste

「BOOKデータベース」 より

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