漸近的安全性による重力の量子論へのアプローチ

書誌事項

漸近的安全性による重力の量子論へのアプローチ

太田信義著

丸善出版, 2021.7

タイトル読み

ゼンキンテキ アンゼンセイ ニ ヨル ジュウリョク ノ リョウシロン エノ アプローチ

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注記

文献解説:p[197]-210

内容説明・目次

内容説明

アインシュタインの一般相対性理論によって、宇宙における古典的な物理現象は概ね計算で説明がつく。しかし宇宙初期のビッグバン特異性を理解するには、量子力学が必要である。もしこの2つの理論を統合することができれば、重力の量子論(量子重力理論)は完成するのだが、未だ課題が残る。これまで多くの研究者がその課題に挑み、超弦理論やループ重力理論などいくつもの理論が提唱されてきた。本書では、別の方法の一つとして注目が集まる「漸近的安全性」(Asymptotic Safety)の概念を用いて重力の量子論にアプローチする。

目次

  • 第1章 はじめに
  • 第2章 経路積分と有効作用
  • 第3章 摂動論による重力理論のくりこみ可能性
  • 第4章 汎関数くりこみ群方程式と量子論
  • 第5章 汎関数くりこみ群方程式による重力の量子論
  • 第6章 f(R)重力
  • 第7章 計量のパラメトリゼーションとゲージ依存性
  • 第8章 任意次元における一般背景時空上の高階微分理論
  • 第9章 物質場と結合した重力理論
  • 第10章 物理的応用
  • 付録

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BC08559675
  • ISBN
    • 9784621306321
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    vii, 212p
  • 大きさ
    21cm
  • 分類
  • 件名
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