実在論に基づく認識様式
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実在論に基づく認識様式
(行動と意識, 1)
日本教育研究センター, 2021.7
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Realism based mode of cognition
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ジツザイロン ニ モトズク ニンシキ ヨウシキ
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Note
文献: p103-105
Description and Table of Contents
Description
物質を情報に還元し尽くす「情報プラトニズム」が進展する社会状況においては、実在論が軽視されている。ところがその一方で、思想界ではM.ガブリエルらの実在論がブームになっている。筆者は新しい実在論と合流する前に「行動」(無意識的な行動)/「意識」(意識的な行動)の区別および両者間の自在の切り替えを、認識モデルとして提示することを通して、従来の認識様式(実在論/観念論)の誤謬と混同を論証するとともに、素朴実在論への批判が「低次脳フレームワーク」に由来する認識様式に基因していることを突きとめた。
Table of Contents
- 1 無意識的な行動と意識的な行動(視覚認知の経路と世界了解の様式;行動とアフォーダンス ほか)
- 2 行動の系列⇔意識の系列(行動と意識についての基本的図式;行動と意識についての誤謬)
- 3 新実在論に基づく認識様式の刷新(構築主義のアポリア;認識様式の根本的な誤謬とその類型 ほか)
- 4 新実在論と意味の場の存在論—「なぜ世界は存在しないのか」(物、事実、対象領域;「世界=宇宙」という等式から生じる誤謬—物理学主義と唯物論 ほか)
- 補章 「観念論者はレーニンの夢を見たか」・再び—長きにわたる実在論擁護の道のり(情報プラトニズム批判;「観念論/実在論」の科学哲学—基礎理解のために ほか)
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