後列のひと : 無名人の戦後史
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後列のひと : 無名人の戦後史
文藝春秋, 2021.7
- タイトル読み
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コウレツ ノ ヒト : ムメイジン ノ センゴシ
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内容説明・目次
内容説明
最前列ではなく、後ろの列の目立たぬところで、人や組織を支える人々がいる。役所の講堂や会社の大会議室に集められたとき、たいてい後列に位置を占める人たちである。威張って壇上からモノを言う人間を、後ろの方から凝視している群衆でもある。彼らは、大きな何かを成し遂げたわけではなく、出世を遂げたというほどでもない。多くの見返りを求めないで、言葉少なに佇んでいる。人は誰しもこの世界に生存の爪痕を残したいと思うときがある。しかし、生き急ぐ必要はない。良く生きた人生の底には、その人だけの非凡な歴史が残るものだということを、十八編の人生は物語っている。
目次
- 第1章 君死に給う
- 第2章 新しき明日の来るを信ず
- 第3章 ススメ ススメ コクミン ススメ
- 第4章 おごりの春の片隅で
- 第5章 さよなら「日本株式会社」
- 第6章 身捨つるほどの祖国はありや
「BOOKデータベース」 より