Bibliographic Information

壊れた魂

アキラ・ミズバヤシ著 ; 水林章訳

みすず書房, 2021.8

Other Title

Âme brisée

Title Transcription

コワレタ タマシイ

Available at  / 37 libraries

Note

原著 (Éditions Gallimard, 2019) の翻訳

Description and Table of Contents

Description

1938年秋、東京。思想統制によって父を逮捕され、たった一人の肉親を永遠に失った少年、礼は兵隊に破壊された父のヴァイオリンを携えて、父の友人マイヤール夫妻とともにフランスへ渡る。60余年後、弦楽器職人としてパリに工房を構えるジャック・マイヤール=レイ・ミズサワは、新進ヴァイオリニスト山崎美都理を通じて、踏み込んできた隊の中で唯一父を救おうとした「クロカミ」中尉の戦後と、死までの人生を知る。そして礼が12年の年月を費やして修復・再生し、美都理の手に託された形見のヴァイオリンが1938年のその日、逮捕の直前に父が奏でた曲の調べをホールに響かせたその瞬間、ひとつの円環が閉じ、新しい生が始まろうとしていた…日本に暮らす日本人である著者がフランス語で書き、出版後、またたく間にフランス国内で高い評価を得た小説、^Ame bris´eeを著者自身の翻訳で贈る。

by "BOOK database"

Details

  • NCID
    BC08838475
  • ISBN
    • 9784622090328
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    fre
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    237p
  • Size
    20cm
  • Classification
Page Top