わが心、高原にあり
著者
書誌事項
わが心、高原にあり
本の泉社, 2021.7
- タイトル別名
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わが心高原にあり
- タイトル読み
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ワガ ココロ コウゲン ニ アリ
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収録内容
- わが心、高原にあり
- 鱒
内容説明・目次
内容説明
「ほれ、佳乃も来い。皆で踊んべやー」耕さんが踊りに加わりながら手招きをすると、佳乃さんも来て加わった。「十五夜のー、月は出べし山を見上げで、それ踊りゃれー、吾が連れづれー」「はあー、ダダスコダー、ダダスコダー、ダンダンダダスコ、ダダスコダーダー」四人は輪になって踊った。月の光に照らされた高原は、影踏みができそうなほど明るかった。(「わが心、高原にあり」より)。種山ヶ原に星が降る。ダダスコダー、ダダスコダーと星が降る。心の奥がひらいてゆく。じわりじわりとひらいてゆく。震災後文学の異彩を放つ『わが心、高原にあり』。第23回長塚節文学賞短篇部門大賞『鱒』を併載。
「BOOKデータベース」 より