語られ続ける一休像 : 戦後思想史からみる禅文化の諸相
著者
書誌事項
語られ続ける一休像 : 戦後思想史からみる禅文化の諸相
ぺりかん社, 2021.7
- タイトル読み
-
カタラレツズケル イッキュウゾウ : センゴ シソウシ カラ ミル ゼン ブンカ ノ ショソウ
大学図書館所蔵 件 / 全43件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
博士論文『一休「像」の戦後史』 (東京大学, 2017年度提出) を基にしたもの
内容説明・目次
内容説明
室町時代を生きた一休宗純(1394‐1481)の実証研究とその没後に生まれた一休“像”の変遷とをつなぎ、戦後日本における禅文化の追究へ—前田利鎌・芳賀幸四郎・市川白弦・柳田聖山ら「禅」を修めた代表的知識人が、一休を語ろうとしながら、語る側からみた像が提示されてきたその変遷を、戦後思想史の一断面として捉え、“語り”のイメージリーディングの新たな地平を探る。
目次
- 序論 一休の“像”は如何に形成されてきたか—室町期から戦後日本へ
- 第1章 一休像の近代的「発見」—前田利鎌の「禅」を手がかりに
- 第2章 戦後日本における中世禅文化論と一休の像—芳賀幸四郎を中心に
- 第3章 市川白弦の一休像—「即」の論理の批判的継承として
- 第4章 二十世紀の「禅学」と一休像—柳田聖山の視座を再考する
- 補論 「瞎驢辺滅却」をめぐって—一休と臨済禅への研究覚書
- 終章 禅門と俗世と一休の像—論のむすびとひらき
「BOOKデータベース」 より