苦海の美学 : 夭折の画家・須藤康花の世界を読み解く
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苦海の美学 : 夭折の画家・須藤康花の世界を読み解く
而立書房, 2021.7
- タイトル読み
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クカイ ノ ビガク : ヨウセツ ノ ガカ スドウ ヤスカ ノ セカイ オ ヨミトク
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注記
須藤康花年譜:巻末p1-2
内容説明・目次
内容説明
夭折の美術作家・須藤康花の作品のうち、晩年に制作された難解な銅版画に焦点をあて、その作品世界を読み解く。モチーフとなった内外の文学作品、美術作品をたどり、生死の際の美学をつきつめる。カラー図版多数収録。
目次
- カラー図版 須藤康花銅版画作品・選
- 「嘔吐」—自己否定を超えるために
- 「変身」—愚かさは生一本で正直者だ
- 「悪夢」—夢の持つ芳香性に誘われて
- 「昇華」—理屈より衝動こそ大きな原動力
- 「白夜」「流転」—郷愁を語り描くのは「論理より愛」
- 「輪廻」—生と死を生きる
- 「闇歌」—ピアフと詩「鎮魂歌」とバッハ・チェロ組曲
- 「光の記憶」—失われた時を求めて
- 「静火」「響」「夜行」—カラマーゾフの兄弟たち
- 「崩壊前夜」—生と死の衝動が衝突する中で
- 「彼方」「悠遠」「月光」—空想の帝国はこの世に存在する唯一の彼岸の世界
- 「夜」「幻葬」生しか描けぬことに疑問を抱いて
- 「甦生」「抱懐」死してなお生きる
- 観念を描く人が芸術家と信じて
- 〈参考〉連作デッサン「黒い絵」
「BOOKデータベース」 より