昭和陸軍七つの転換点
著者
書誌事項
昭和陸軍七つの転換点
(祥伝社新書, 635)
祥伝社, 2021.8
- タイトル別名
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昭和陸軍7つの転換点
昭和陸軍 : 七つの転換点
- タイトル読み
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ショウワ リクグン ナナツ ノ テンカンテン
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注記
参考文献: p257-268
内容説明・目次
内容説明
陸軍は無策で無謀な日米戦争に突き進んだ—。この見方を、著者は否定する。陸軍は昭和に入ると変質し、一夕会・統制派が実権を握る。彼らは第一次世界大戦後、次なる世界大戦が予想されるなか、それにともなう国家戦略を有していた。しかし、それは刻一刻と変化する国際情勢に対応するなかで変容・転換を余儀なくされ、徐々に日本の選択肢が狭まり、日米開戦に至った。本書は、昭和戦前期の七つの事件や事例を取り上げ、その背後にある陸軍の思想・戦略を検討することで、日米開戦に至る道筋を明らかにするものである。みえてきたのは、今も変わらぬ地政学的条件に縛られた日本の姿であり、抗えない宿命ともいえるものだった。
目次
- 第1章 柳条湖事件—永田鉄山の戦略構想と一夕会
- 第2章 五・一五事件—事前に計画を知っていた陸軍中央
- 第3章 二・二六事件—昭和陸軍を動かした統制派の伸張
- 第4章 盧溝橋事件—日中戦争は太平洋戦争の引き金ではない
- 第5章 「時局処理要綱」の策定—欧州大戦と武藤章の戦略構想
- 第6章 日独伊三国同盟—対米戦争は望まず、されど…
- 第7章 南部仏印進駐—日米開戦の原因は関特演だった
- 終章 聖断—昭和陸軍の終焉と日本の限界
「BOOKデータベース」 より