歴史をどう語るか : 近現代フランス,文学と歴史学の対話

書誌事項

歴史をどう語るか : 近現代フランス,文学と歴史学の対話

小倉孝誠著

法政大学出版局, 2021.8

タイトル別名

歴史をどう語るか : 近現代フランス、文学と歴史学の対話

歴史をどう語るか : 近現代フランス文学と歴史学の対話

タイトル読み

レキシ オ ドウ カタルカ : キンゲンダイ フランス,ブンガク ト レキシガク ノ タイワ

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収録内容

  • 文学と歴史学の対立を超えて
  • 歴史としての現在
  • 文学はいかにして歴史の神話を解体するか
  • 文学、法、歴史
  • フロベールと歴史のエクリチュール
  • 第二次世界大戦と現代文学
  • 十九世紀における歴史叙述の思想と詩学
  • フランス史における英雄像の創出
  • アラン・コルバンと歴史学の転換
  • 現代の歴史家と文学の誘惑

内容説明・目次

内容説明

革命、戦争、民主主義の時代、文学と歴史は何を使命としてきたのか?大革命以降の二世紀間、フランスの文学と歴史学は、旧い世界の神話を解体し、新しい社会の現実を表象・再現・記録しようとしてきた。法や文明を問うユゴーやフロベールらの実験小説、ミシュレからコルバンにいたる社会史、そして近年の「エグゾフィクション」の流行に至るまで、リアリズムと虚構の方法を発明し、互いに深く影響しあった両者の関係を、19世紀文学研究の第一人者が描き出す。

目次

  • 序論 文学と歴史学の対立を超えて
  • 第1部 文学における歴史の表象(歴史としての現在—リアリズム文学の射程;文学はいかにして歴史の神話を解体するか;文学、法、歴史—ユゴー『死刑囚最後の日』;フロベールと歴史のエクリチュール;第二次世界大戦と現代文学)
  • 第2部 歴史学と文学へのいざない(十九世紀における歴史叙述の思想と詩学;フランス史における英雄像の創出;アラン・コルバンと歴史学の転換;現代の歴史家と文学の誘惑)

「BOOKデータベース」 より

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