スピノザの自然主義プログラム : 自由意志も目的論もない力の形而上学

書誌事項

スピノザの自然主義プログラム : 自由意志も目的論もない力の形而上学

木島泰三著

春秋社, 2021.8

タイトル別名

スピノザにおける自然主義的プログラムとコナトゥス論

タイトル読み

スピノザ ノ シゼン シュギ プログラム : ジユウ イシ モ モクテキロン モ ナイ チカラ ノ ケイジジョウガク

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注記

博士論文「スピノザにおける自然主義的プログラムとコナトゥス論」をベースに、全面的に改稿したもの

参考文献: p257-271

索引あり

内容説明・目次

内容説明

汎神論者と呼ばれるスピノザが見いだした神の正体とは?主著『エチカ』の幾何学的証明を精緻に読み説き顕現する、すべては神の本性の必然性により今あるごとく決定されているという唯現実論を疾走するスピノザの透徹した思想。

目次

  • 第1部 スピノザの決定論的行為者因果説(実体と様態の関係をどう理解するか?;スピノザの決定論的行為者因果説—現代の行為者因果説との比較から ほか)
  • 第2部 コナトゥスの形而上学(「神の力」を軸にしたコナトゥス論の読解;スピノザの存在論を再検討する—スピノザの四カテゴリー存在論)
  • 第3部 コナトゥスの自然学への基礎論(コナトゥスと慣性;個物の必然性と偶然性—スピノザにおける「アナンケー=必然」 ほか)
  • 第4部 スピノザ主義的な力の形而上学(スピノザにおける力あるいは傾向性—“現動的な力”の中心性;可能態なき力の概念 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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