イスパニア国王フェリーペ二世に裏切られた男 : アントニオ・ペレスの帰郷

書誌事項

イスパニア国王フェリーペ二世に裏切られた男 : アントニオ・ペレスの帰郷

荻内勝之著

彩流社, 2021.8

タイトル別名

イスパニア国王フェリーペ二世に裏切られた男 : アントニオペレスの帰郷

タイトル読み

イスパニア コクオウ フェリーペ 2セイ ニ ウラギラレタ オトコ : アントニオ・ペレス ノ キキョウ

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注記

参考文献: p539

内容説明・目次

内容説明

マドリード村歴史博物館にあった一枚の絵。「広場の日常風景です」とガイドは言った。しかし「あんなことも日常か…」そう思える場面があった。「忘れていたはずなのに…」絵との再会は二十五年ぶりであった。秘書官ペレスはフェリーペ二世との確執から逮捕。1585年「役職剥奪」「宮廷追放(10年間)」「懲役2年」「罰金」の判決が下る。拷問に負けずペレスは脱獄しアラゴンへ。フェリーペ二世は「アラゴン王」の名において裁判所にペレスを起訴。そして異端審問に。1591年「王が司法を侮辱」とアラゴンで暴動発生。フェリーペ二世は鎮圧のため軍を送った。羊飼いに化けたペレスはピレネーを越えフランスへ、さらにイングランドへ。イングランドでは何度も暗殺者の標的となった。そして1595年アンリ四世の招きでフランスへ。ようやく1598年フェリーペ二世の死によって解放。ペレスは1611年パリにて波瀾の生涯を閉じた。

目次

  • あんなことも、日常か
  • 聖母発見
  • 『待ち伏せにあって殺された騎士を聖母が憐れんで天国の栄光を授けた』
  • お尋ね者セルバンテスを追ってアラゴンへ
  • 大発見。ビジャエルモサ公爵と国王の寵臣ペレス
  • アトーチャの聖母像
  • アルムデーナ教会
  • フランドル「オランダ、ベルギー、ルクセンブルク」
  • レパントの海戦。総司令官ドン・フアン・デ・アウストゥリア
  • 「フランドルへ行け」。宝の山に叛旗が立った〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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