書誌事項

つわものの賦

永井路子著

(文春学藝ライブラリー, 歴史 ; 42)

文藝春秋, 2021.9

タイトル読み

ツワモノ ノ フ

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注記

参考文献: p397

内容説明・目次

内容説明

鎌倉幕府の成立は日本史上まれにみる大変革であった。中核にいたのは、この頃台頭する東国武士団。一連の歴史的事件の始まりは「源頼朝の旗揚げ」というより、東国武士団が無償の奉仕と訣別し、働きに見合った恩賞を確立する中世の夜明けに他ならない。鎌倉時代の歴史小説の第一人者による決算書ともいうべき総論。

目次

  • 嵐の中への出発—治承四年八月
  • 中世宣言—三浦義明の場合
  • 空白の意味するもの—上総広常の場合
  • 功名手柄—熊谷直実の場合
  • 東国ピラミッド—源平合戦の意味
  • 「忠誠」の組織者—梶原景時の場合
  • 大天狗論—東国対西国
  • 奥州国家の落日—征夷大将軍とは何か
  • 裾野で何が起ったか—曾我の仇討にひそむもの
  • 血ぬられた鎌倉—比企の乱をめぐって
  • 雪の日の惨劇—三浦義村の場合
  • 承久の嵐—北条義時の場合

「BOOKデータベース」 より

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