非営利組織会計の基礎概念 : 利益測定の計算構造と財務報告
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非営利組織会計の基礎概念 : 利益測定の計算構造と財務報告
中央経済社 , 中央経済グループパブリッシング (発売), 2021.9
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ヒエイリ ソシキ カイケイ ノ キソ ガイネン : リエキ ソクテイ ノ ケイサン コウゾウ ト ザイム ホウコク
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課程博士論文 (京都大学) をまとめたもの
参考文献: p221-232
Contents of Works
- 研究の意義・目的・方法と研究対象
- 提供すべき情報と純資産の区分
- 拘束概念の適合性評価
- アンソニー概念フレームワークと非営利組織会計観
- 非営利組織における純利益測定の意義
- 非営利組織会計における利益測定法
- JICPA非営利組織会計概念・モデル基準の検討
- 非営利組織財務報告の基礎概念
- 総括および今後の課題と展望
- アンソニー会計概念を取り入れた営利・非営利統一の会計制度構築
Description and Table of Contents
Description
地球温暖化防止は、政府の呼びかけだけでは達成されず、企業や市民の活動・協力・意識改革が必要である。そうした社会を実現するための活路として非営利組織活動が期待される。しかし非営利組織の多くは財務的基盤の脆弱性という問題を抱えている。非営利組織の会計は法人の形態によって会計基準や財務報告手法が異なり、比較可能性や理解可能性を阻害し、各非営利組織の資金獲得を困難にしている主な要因の1つとなっている。本書では、企業会計と非営利組織会計の最大の違いである“純利益”と“純資産”に関する概念を明確にして、一般化することへの道筋を検討・提言するものである。
Table of Contents
- 序章 研究の意義・目的・方法と研究対象
- 第1章 提供すべき情報と純資産の区分
- 第2章 拘束概念の適合性評価
- 第3章 アンソニー概念フレームワークと非営利組織会計観
- 第4章 非営利組織における純利益測定の意義
- 第5章 非営利組織会計における利益測定法—アンソニー概念とFASB概念を融合した2段階分類法の提案
- 第6章 JICPA非営利組織会計概念・モデル基準の検討
- 第7章 非営利組織財務報告の基礎概念—JICPAモデルとアンソニー・FASB融合モデルとの比較検討
- 結章 総括および今後の課題と展望
- 補章 アンソニー会計概念を取り入れた営利・非営利統一の会計制度構築—利子コストの会計処理を中心として
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