電子投票と日本の選挙ガバナンス : デジタル社会における投票権保障

書誌事項

電子投票と日本の選挙ガバナンス : デジタル社会における投票権保障

河村和徳著

慶應義塾大学出版会, 2021.9

タイトル読み

デンシ トウヒョウ ト ニホン ノ センキョ ガバナンス : デジタル シャカイ ニ オケル トウヒョウケン ホショウ

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注記

参考文献リスト: p219-230

収録内容

  • 視界不良にある電子投票の未来
  • 中央集権的な国における分散管理型の選挙管理
  • 選挙民主主義の歴史と選挙の公正
  • 選管事務局職員のICT活用に対する姿勢
  • ICT活用の足かせとなる情報セキュリティポリシー
  • 電子投票に対する有権者の期待
  • 投票弱者に対する投票権保障への注目
  • 障がい者に対する投票権保障
  • 交通弱者に対する投票支援
  • 海外在留邦人に対する投票権保障
  • 行政効率重視から投票権保障重視へ

内容説明・目次

内容説明

近年の投票環境の向上方策に関わってきた著者が、「なぜ日本で電子投票が拡がらないのか」を分析し、そのネックになっている「壁」をあぶり出す。効率化だけではなく、「投票権保障」の視点から選挙のDX推進を考える一冊。

目次

  • 視界不良にある電子投票の未来
  • 第1部 電子投票をめぐる日本の選挙ガバナンス環境(中央集権的な国における分散管理型の選挙管理—ICT活用の課題とどこが関連するのか;選挙民主主義の歴史と選挙の公正—郵便投票・指定病院等の不在者投票から垣間見えるもの;選管事務局職員のICT活用に対する姿勢—選管事務局職員はICT活用に消極的なのか;ICT活用の足かせとなる情報セキュリティポリシー—自治体は有線至上主義に陥っているのではないか;電子投票に対する有権者の期待—電子投票化を望んでいる有権者はどの程度いるのか)
  • 第2部 投票権保障の手段としての電子投票(投票弱者に対する投票権保障への注目—誰が有権者で、誰が投票弱者なのか;障がい者に対する投票権保障—総務省投票環境の向上方策等に関する研究会の議論を手がかりに;交通弱者に対する投票支援—誰もが投票弱者になる可能性を意識して;海外在留邦人に対する投票権保障—在外選挙におけるインターネット投票の実証実験を意識して)
  • 行政効率重視から投票権保障重視へ—求められる視座の転換

「BOOKデータベース」 より

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