ティーク文学とアインザームカイト : 静けさ、安らぎ、喜び、そして自然

書誌事項

ティーク文学とアインザームカイト : 静けさ、安らぎ、喜び、そして自然

山縣光晶著

鳥影社, 2021.8

タイトル別名

Das motiv der einsamkeit bei Ludwig Tieck : stille, frieden, freude und natur

タイトル読み

ティーク ブンガク ト アインザームカイト : シズケサ ヤスラギ ヨロコビ ソシテ シゼン

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注記

文献一覧: p357-371

内容説明・目次

内容説明

ドイツロマン主義文学の代表的文豪であるルートヴィヒ・ティーク。本書は、ティークの作品を通じてアインザームカイトのもつ多様で重層的な意味合いを探求する。

目次

  • 研究の枠組み、方法
  • アインザームカイト観の史的変遷
  • ティークのアインザームカイトのモティーフに関する先考研究史
  • ティークの青年期のアインザームカイト体験
  • ティークの作品群におけるアインザームカイトのモティーフの諸相
  • 信ずるものが失われた不安のアインザームカイト、隠者とアインザームカイト—『アブダラ』におけるアインザームカイトのモティーフ
  • ヴァルトアインザームカイト:信頼と疑念、無垢と悟性—『金髪のエックベルト』におけるアインザームカイトのモティーフ
  • 「私」の探求とアインザームカイト—『フランツ・シュテルンバルトの遍歴』と『ルーネンベルク』におけるアインザームカイトのモティーフ
  • 仮面と生—『山の老人』における「彼のアインザームカイト」
  • 夫婦愛に示される生に不可欠なアインザームカイト:夫婦愛とアインザームカイト—『生の余剰』におけるアインザームカイトのモティーフ
  • 手の届かないヴァルトアインザームカイトあるいは失われた楽園—ノヴェレ『ヴァルトアインザームカイト』におけるアインザームカイトのモティーフ
  • アインザームカイトと日本語の「孤独」—ティークの作品におけるアインザームカイトを巡る補足的考察
  • アインザームカイトのモティーフとイロニー—アインザームカイトのモティーフについての文芸論的考察
  • 日常語としてのアインザームカイトから詩的表象としてのアインザームカイトへ
  • ティークのイロニー観
  • ヴァルトアインザームカイト—ティークのイロニーの極致
  • 変容するアインザームカイトのモティーフ、一貫して流れるアインザームカイトのモティーフ
  • 結語
  • あとがき

「BOOKデータベース」 より

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